花と緑のグリーンライフ
今週のコラム

●今週は「ベゴニアのハンギング作り」について●

 夏〜秋の定番商品、ベゴニアの
 ハンギングを作る様子です。

 ハンギング用の、ワイヤーバスケットと
 スポンジを用意します。

 スポンジは、バスケットに合うように形を
 整え、ホチキスで軽く留めておきます。
 ベゴニアのプラグ苗です。
 播種〜発芽を、この状態で
 管理しています。

 お店で販売している通常の苗は、
 これをポットに植えなおしたものです。
 バスケットにスポンジをはめこみ、
 苗を植える場所に穴を開けます。

 穴があまり大きすぎると、苗が
 落ちてしまうおそれがあるので
 気を付けなければなりません。

 ※土はまだ入れないでください。
 穴を開けた箇所に、先ほどの
 プラグ苗を植え込みます。

 ↓の写真のように、植えてゆきます。

 苗の間隔と色とを考えながら植えます。
 植え終わると、土を入れます。
 お店で使用しているのは
 “ハンギングの土”(約5g399円)です。
 ハンギング用の土は軽く、保水性が
 高い仕様になっています。


 土は、水をあげるとかさが減って
 ゆくので、トントンと軽く叩いて詰めます。
 (左下の写真です)

 土を入れ終わると、
 上の面にも苗を植えます。

 最後に、水をたっぷりあげてください。

ハンギングバスケットは、肥料が多いと下のほうの苗が腐りやすいので、苗が根付いてから少しずつ与えます。

 お店 の屋根で、たくさんのハンギングを飾っています。
 3月24日に作ったベゴニアのハンギングが、6月28日にはこのようになりました。


 左上が駐車場側から見た様子
 右上が道路側から見た様子です
 伸び放題にしておくと、根元に陽が
 あたらず、株が大きく育ちません。
 そこで、8月の初めに切りもどしを
 行います。

 株の根元から5pほどの長さで
 バッサリと切り落とします。
 花が咲いていても、構わずに
 切ってください。

 ここからいっきに大きくなって、
 立派なハンギングになります。
 お店のハンギングの、切り戻した状態です。

 伸びて見えなくなっていたスポンジが
 見えるまで切ります。(左上写真参照)
 
少しもったいない気もしますが、立派なハンギングに育てるためには必要な作業です。

 ベゴニアの軸をきつく引っ張ると、株元から千切れてしまうおそれがありますので、注意してください。

最後に、IB化成などの緩行性肥料を適量入れておきます。
切り戻して約1ヶ月後の写真です。このまま霜が降りるまで咲き続けます。

8月の最初に切り戻さなければ8月の下旬には汚くなってきますが、

このころに切り戻しても綺麗に再生しません。


あなたも一度チャレンジしてみてください