花と緑のグリーンライフ
今週のコラム

●今週は「エコリカルさん」の工場見学に行ってきました」●

 醗酵菌(土壌バクテリア)と原料の
 バークを供給機で混合し、ムラなく
 混ぜます。

 醗酵すると腐葉土を豊富に含む
 良質の堆肥になります。
 これにまんべんなく水を加え、土壌
 バクテリアの活動を活発化します。
 土壌バクテリアと混合した原料を、
 積み上げてねかせます。
 このねかせている間に、バクテリアの
 醗酵が進みます。

 ただし、このままでねかせておくと
 醗酵にムラが生じるので、外側と
 内側を何度も混ぜて切り返します。
 切り替えしを何度も行い、ここで
 3ヶ月ほどねかせます。

 このあと天日で醗酵を促し、
 切り替えしを行います。
 野積みでの醗酵だけでは、どうしても
 ムラが生じてしまいます。

 一通りの醗酵を終えた原料は、ムラ
 なくすために次の工程へ移ります。

 ここでは、ねかしつつ、機械を使って
 少しずつ切り替えします。
 この時点で、有用バクテリアである
 EM菌や、植物の根の発育を助ける
 リン酸液、木酢液を散布します。

 このレーンが3つもあります。
 タンキョウの社長です。
 機械を用いて材料の供給、混合、
 管理を行い、ばらつきのない安定した
 製品を作っています。
 醗酵の終わった堆肥は、水分調整の
 ために一定期間保管されます。

 ここには、床に空気を送り出す装置を
 設けており、水分調整をします。

 水分調整された堆肥は、ふるいに
 掛けて粒の大きさをそろえます。

 堆肥の粒を揃える事で、ムラのない
 完熟堆肥が出来上がります。
 こうして、土に用いる堆肥が
 出来上がります。
 半年間、手間と時間をかけて
 熟成させたこの堆肥が、土に活力を
 与えてくれます。
 この機械で、土の種類別に材料を
 供給します。
 製品ごとに設定した分量を自動的に
 供給します。

 気候により土の状態は変化するので、
 毎日チェックします。
 袋詰め、出荷の積み込みも
 機械で行います。


  こうして“オリジナルの土”は出来上がります。